相続が発生したら、被相続人(亡くなった人)のゆうちょ銀行口座の手続きが必要となります。ここでは私が経験したゆうちょ銀行での手続きについて紹介します。
相続Web案内サービス
ゆうちょ銀行のホームページの相続Web案内サービスのページで、相続手続きに必要な書類をインターネット上で確認していきます。
STEP1 相続手続きナビゲーション(基本情報の入力)
システムの音声案内・画面案内にしたがい、遺言書の有無など、相続の状況について質問に回答します。
STEP2 相続シミュレーション(家族情報の入力)
システムの音声案内・画面案内にしたがい、亡くなった人の家族関係図を入力します。(遺言書がある場合は、入力は不要)
STEP3 必要書類の印刷
手続きを行うゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口がある都道府県を選択します。その後、「同意する」ボタンを押すと、必要書類が表示されますので、それらを印刷します。具体的には、次のような書類をそろえることになります。
●必要書類一覧表(印刷して、必要事項を記入します)
●相続確認表(印刷して、必要事項を記入します)
●貯金等相続手続請求書(印刷して、必要事項を記入します)
●通帳・貯金証書・キャッシュカード
●遺産分割協議書
●法定相続情報一覧図の写し(または、亡くなった人と相続人の関係が確認できる戸(除)籍謄本)
●印鑑登録証明書(相続人全員)
●本人確認書類
STEP4 必要書類の準備
「必要書類の印刷」で案内された必要書類のうち、役所や家庭裁判所に書類交付の請求を行う必要がある場合があります。また、有効期限が定められている書類もあるので、請求の際は注意します。
窓口への提出
相続Web案内サービスで案内された必要書類をそろえ、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に提出します。
私の場合は、特に予約しないで、そのまま窓口に行き、すぐに受け付けてもらえました。その際、返してもらいたい書類(例えば、遺産分割協議書)があれば、そのことを担当に伝えると、返してもらえます。
払戻し
提出してから1〜2週間程度で代表相続人の通常貯金口座へ相続払戻金が入金されます。